爪水虫で、爪が変形してしまったんだと思っていたのに
爪水虫(爪白癬)は、主に足の爪に白癬菌が入り込み
爪を変色させたり分厚く変化させ、最終的には爪を
変形させてしまう伝染性の皮膚病です。
見た目もぎょっとするほど変わってしまいますし
他人にうつしてしまう恐れもある病気です。
一度なると治るまで時間もかかるしとてもやっかいです。
できるなら、こっそりと誰にも知られず治したい。
でも、ちょっと待ってください。
その爪の変形、本当に爪水虫ですか?
爪が変形する病気は爪水虫だけではありません
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爪の変形を伴う病気は、爪水虫以外にもたくさんあります。
正しい診断を受けずに自己判断で薬をつけると悪化する
場合すらあるのです。
どうして?爪水虫が治らない
気がついたらどんどん爪の色が濁ってきて、放っておくと
爪が変形してしまうこともある爪水虫。
慌てて水虫の薬を買ってきて塗ってみたけれど全然治らない。
何だか前よりも悪くなってきたような気もする。
そんな時は、迷わず皮膚科にかかって診察を受けてください。
爪水虫だとばかり思っていたのに、本当は違う病気だったって
こともあるんです。
爪の病気は見た目だけではなかなか判別が難しいので、自己判断は
禁物です。
爪水虫と間違いやすい爪の病気
爪水虫と間違いやすい爪の疾患はいくつもあります。
専門家の診断を受けて正しい治療を受ける必要があるのです。
爪甲剥離症
爪が濁った状態になり、浮いてきてしまう病気です。
見た目爪水虫に似ていますが、爪が浮いたような状態になることや
顕微鏡検査した場合に白癬菌が検出されないことで判別できます。
爪カンジダ症
これも爪水虫にとても似ていますが、白癬菌が検出されません。
カンジダの場合は基本、他の人に感染はしないと言われています。
爪乾癬
爪乾癬も爪水虫と症状がとても似ているために間違いやすい病気です。
爪が白濁していき、ボロボロと崩れるようになるのが特徴です。
爪乾癬の場合も、他の人には感染しないそうです。
そのほかにも、甲状腺疾患のある人、糖尿病の人も爪に異常が
でることがあり、爪水虫との区別が難しいことがあります。
いずれの病気も自己判断が難しく、医師の診断を仰ぐのが治療の早道です。
医師と相談して決めた治療法でしっかり治し、悩みを解消しましょう。